人と話す楽しさ

私は、社会人になる前は、

人と話す機会の多いアルバイトばかりをしていました。

一方、今は、基本的に黙って作業をすることの多い仕事です。

 

今の仕事も、人と話す機会はあるし、

一緒に働いている人と話すことはあります。

そして、周りに人が優しいので、

働いている環境に、不満を抱いたことはないし、

コミュニケーションが不足していると

感じたこともありませんでした。

 

しかし、先日久しぶりに、

学生時代のバイト先に少しだけ顔を出す機会がありました。

そこは私が過去にしているバイトの中でも、

特にコミュニケーションを必要としているバイトでした。

滞在した時間は本当に一瞬でしたが、

「私は人と話すことが好きなんだ」

と初めて認識しました。

 

中学生のころまでは、人前で話すことも苦手で、

人と関わることはあまり好きではありませんでした。

でも、そんな自分を変えたくて、

高校生で積極的に人と関わるようになりました。

幸い、周りの環境も良く、

人並みにはコミュニケーションを取れるようになりました。

しかし、コミュニケーションを取ることが、

とても得意か、と言ったらそうではなくて、

言葉に詰まってしまったり、

言いたいことがうまく伝えられないことも

たくさんあります。

なので、自分自身、コミュニケーションは下手ではないけれど、

そんなに好きなわけでもない、と認識していました。

現に、自分一人で過ごす時間も苦ではないので。

 

しかし、この前の機会を通して、

自分が人と話すことが好きであることを認識できたと同時に、

自分が今の職場に、潜在的に求めていることは、

もっとコミュニケーションを取ること、であると感じました。

確かに優しいし、質問したら答えてくれます。

でも、雑談とか、仕事について深い話とかをする機会は

なかなかありません。

 

また、人前で発表する機会も少ないのです。

私が今の職場に不満もストレスもないけれど、

どこか満足感が得られない理由がわかった気がしました。

 

だからと言って、「話す機会が少ない」と文句を言ったり、

「私にはこの職場は向いていない」と言うつもりは全くありません。

もうきちんとした大人なので、自分の機嫌は自分で取る。

自分にとって不足してることがあるのであれば、

自分で環境を作り出す。

 

自分から積極的に話かけたり、

発表する機会を掴んだりしていきたいと思います。

 

過去に執着しすぎることはよくないですが、

過去を振り返ることで、その時はわからなかったことが、

今だからこそわかったりするので、

定期的に、いい思い出も、嫌な思い出も、

振り返っていけたらいいなと思いました。